たるみケア・ハリケア:実は日々のちょっとした肌の変化が、未来の肌のたるみにつながっていることも! 肌のハリを取り戻しましょう。

ハリ・たるみケア

たるみの原因と、今すぐ始めたい ハリケア・たるみ対処法
SK-II のエイジング研究によると、まぶたや目の下、口もと、フェイスラインなどのたるみは、見た目年齢をぐっとあげてしまうもの。地下鉄の窓やオンライン会議の自分の顔を見てドキッとしたことはありませんか? 3年前の写真と顔の印象が違う、体重は変わっていないのに顔が大きくなった気がする…それらはひょっとしたら、たるみのサイン!? 実は日々のちょっとした肌の変化が、未来の肌のたるみにつながっていることも! 
たるみの原因は、ハリ不足、肌弾力の低下、表皮が薄くなる、表情筋が縮む…主にこの4つ。肌表面では乾燥して皮膚が薄くなることでハリが失われてゆるみ、肌の奥ではコラーゲンやエラスチンのダメージで弾力が低下し、表情筋や骨の痩せによってしぼみます。その結果、全体的に重力に逆らえずに、下がってしまうのです。

主な原因は加齢ですが、そのほかに影響を及ぼす要因があります。
乾燥
すべてのトラブルの原因になり得ると言われているのが乾燥。肌のバリア機能を低下させることで水分量を保持できなくなり、なめらかさとハリ感が失われてしまいます。
紫外線
紫外線のUV-Aは真皮まで到達し、肌の弾力を司るコラーゲンやエラスチンに損傷を与えます。このダメージは蓄積され、未来の肌に大きな影響を及ぼすことも。SK-IIの年代別皮膚研究において20代~70代の表皮・真皮層を調べたところ、年齢を重ねるごとに変性したエラスチンが蓄積し、コラーゲンの量が減少、または表皮が薄くなっているのがわかりました。ですが顔部分の組織と臀部を比べると、紫外線を受けていない臀部の組織は、紫外線を受けた顔に比べてダメージが少ないことがわかったのです。つまり紫外線の影響力は非常に大きく、ダメージの蓄積によってたるみが進行していくことがわかります。
ライフスタイル
スマートフォンやタブレットの普及によってコミュニケーションがメールやSNSを通して行われることが増え、会話の時間が昔に比べて著しく減りました。加えてコロナ禍により、マスク生活によって表情が乏しくなることで表情筋が衰え、またリモートワークでさらに会話の機会が激減。また年々SNS使用量が増えていることで、スマホ依存時間もそれに伴い増加。下向きの姿勢は表情筋の衰えと相まって、顔を下へ下へと導き、たるみを増長させているのです。
ホルモンの減少
加齢とともに女性ホルモンの分泌が減ってくると、真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少。表皮細胞の機能も低下することで細胞分裂が減少し、表皮も薄くなってしまいます。
たるみは、すぐに起こるものではなく、段階を踏んで徐々に起こってきます。そのファーストサインが“肌枯れ”。
“肌枯れ”とは、夕方や秋口などに急に肌が疲れて見える肌のこと。これは毛穴の開きやカサつき、赤み、キメの乱れが一時的に現れることで、肌がしょぼくれて見えることから話題になっているワードです。一時的な肌の変化ではありますが、乾燥などで肌のバリア機能が弱くなり、ハリが不足している状態。ハリは複数の肌トラブルと関係し、リフトアップした印象やフェイスラインの引き締まりにも影響を及ぼします。
【第1段階】ハリ不足発覚(20代)
・頬の毛穴が開き始める
・顔にハリ不足を実感
・夕方などに“肌枯れ”を実感
・目の下やほうれい線に影が出ることがある
【第2段階】軽度のたるみ肌発覚(30~40代)
・顔の印象の変化
・目もとのたるみが現れる
・ほうれい線が目立ち始める
・フェイスラインの変化(横から見るとたるんでいる)
【第3段階】たるみ肌定着(50代~)
・深刻な顔の印象の変化
・頬の高い位置が下がる
・目もとのたるみが大きくなる
・ほうれい線が深くなる
・たるみによるシワ(マリオネットライン、ゴルゴラインとも言われるミッドチークラインなど)が出る
・フェイスラインの大きな変化

そしてさまざまなエイジングサインがあるなかで、見た目年齢に最も影響を与えるのが目もとのたるみと頬の位置の変化ということがわかりました。実は目まわりの老化は最も進行が早く、20代の目もとは高齢者の頬のハリレベルよりも低いというデータが!
顔の印象の決め手となる決める重要なパーツは目。顔だちそのものだけでなく、表情も目から読み取ることが多い重要なところです。その目は子供のときは大きく、年齢を重ねるとともに小さくなっていきますが、その気づきこそ目もとのハリ不足&たるみのスタート。そして目は20代から小さくなるという衝撃の事実が!

さらに20代~60代の全年代で、目は15年間で約20%サイズダウンすることがわかりました。

目元の皮膚は顔のほかの部分と構造が異なり、皮膚の厚みは約1/3と薄く、皮脂腺がないために保水力が低いのが特徴。1日に1万回以上もまばたきをしたり、こすったりすることで疲弊し、シワやたるみが起こりやすい部分です。具体的な原因は以下の4つが考えられます。
1.眼輪筋
眼輪筋は目をぐるっと囲むようにある筋肉。継続的な筋肉疲労や年齢によって硬くなり、しだいに縮まることで筋力が低下し、皮膚が緩んできます。パソコン作業が多い人、スマホ時間が長い人は疲労がたまっている可能性大。
2.脂肪
加齢などにより脂肪量が減少すると、皮膚にふっくら感がなくなり目もとがしぼんでくるように。目の下には支えきれなくなった皮下脂肪(眼窩脂肪)が前方に押し出され、目の下のたるみや目袋を目立たせる原因のひとつに。
3.靭帯
目頭側と目尻側に存在し、筋肉を骨につなぎとめる働きをしている靭帯。加齢とともにゆるんでくることで目のサイズダウンや、たるみをもたらす原因に。支持靭帯(リガメント)は目の下に存在し、骨と筋肉、そして皮膚を垂直につなぎとめています。目袋のラインはここで起こります。
4.表皮・真皮
目もとの皮膚のバリア機能が低下すると、角質の厚みも強度も低下。皮膚全体が緩んでまぶたをたるませ、目をしぼませます。一方真皮ではコラーゲン繊維などが加齢や環境で減少すると、ハリや弾力を失い、目の構造全体を支えられなくなります。
1.徹底したハリケアを
水分油分をしっかり補ってバリア機能を立て直すと同時に、ハリケア成分の入ったスキンケア製品をプラスすることでリフトアップしたような印象に。また乾燥やハリ不足が気になるときはコクのあるクリームに変えるのもおすすめ。クリームをつけるときは、以下のような顔のたるみを解消するマッサージを意識してみましょう。

パール粒大のクリームをとり、額、頬、アゴにのせ、顔全体にやさしくなじませます。人差し指と親指の間を使い、アゴから耳側に向かって頬をやさしくこすり上げます。このとき上むきに持ち上げるように意識するのがポイント。その後、おでこを軽く押し上げます。

口元、目頭の下から耳側へ、顔全体を外側にむかってやさしくなでるようにマッサージします。

クリームが完全に浸透するまで、手のひらでやさしく押さえて終了。

2.紫外線ケア
「肌の老化の原因の8割」といわれているように、紫外線による肌のダメージは深刻。表皮ではバリア機能が低下して乾燥、真皮層ではコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。ハリ低下やたるみの進行を防ぐには、毎日の日焼け止めがマストと心得て。
3.目の周りのハリ、たるみ
ハリケア成分の入った目もと用のコスメでスキンケアを。目もとの肌にうるおいとハリが出てくると、目がぱっちりした印象に変わるはず。そして目もとはとても繊細なパーツなので、ケアをするときは「やさしく」がポイント。強くこすったり摩擦を与えると筋膜にも悪影響を与えるのでくれぐれも注意。
4.顔全体のたるみ
引き上げ効果のあるストレッチタイプのマスクでケアを。また肌の重みの原因となるむくみを解消するためにもハリケアで紹介したマッサージを行い、血行やリンパの流れをよくしましょう。また顔だけでなく、頭のマッサージも大切。頭皮全体をほぐし、側頭部を持ち上げるように刺激することでフェイスラインもほぐれ、すっきりとした印象が手に入ります。

① リフトアップの刺激
指の腹と手のひら全体で側頭部を軽く押します。そのまま手全体で頭皮を頭頂へ持ち上げるようにゆっくりと動かして。2~3回繰り返します。

② 頭皮ほぐし
頭皮を手のひら全体でつかんで、やさしくマッサージしながらほぐします。指先を頭皮に密着させたまま小さな円を描くように動かすのがポイント。手の位置を少しずつ変えながら頭全体をほぐしていきましょう。

③ 側頭部に刺激を与える
髪の毛をできるだけ多く握りしめて、痛くない程度にゆっくりと頭皮を引っ張ります。手の位置を変えながら頭全体の頭皮を引っ張って刺激しましょう。

④ アゴの動きにアプローチ
中指と薬指で、耳のつけ根を円を描くようにしてほぐしていきます。耳の後ろから耳の前へと少しずつ指をずらしながらマッサージします。最後にアゴ関節をしっかりほぐしましょう。

⑤ リフトアップマッサージ
指の腹と手のひら全体で側頭部を軽く押します。そのまま手全体で頭皮を頭頂へ持ち上げるようにゆっくりと動かして。2~3回繰り返します。

①をもう一度繰り返して終了です。
5.生活習慣の見直し
睡眠不足、栄養バランスの乱れは、肌の乾燥につながり、ゆくゆくはハリ不足やたるみの進行に影響を与えます。良質な睡眠を心がけ、バランスのよい食生活を心得ましょう。特に食事ではビタミンA(レバーやうなぎ)、ビタミンB群(豚肉、レバー、ヨーグルト)、ビタミンC(レモン、みかんなど)、ビタミンE(アーモンド、ゴマ)、タンパク質(まぐろ、鶏の手羽先)などを意識してとるのがポイント。またスマートフォンでうつ向き姿勢が続くと、顔の肉が下がりやすくなり、顔も無表情になって表情筋が衰えます。姿勢を意識し、ときどき顔のたるみを解消する上向きストレッチを行ってリセット!
たるみは急激に起こるのではなく、日々、少しずつ進行し、10才年をとると頬が下向きに10℃下がります。ファーストエイジングのサインを見逃さず、ていねいにケアをしていくことで、進行は遅らせることは可能。その結果、10年後、20年後の肌に大きな差がでてくるはずです。エイジングを防ぐケアについての記事もチェックしてみましょう。

SK-IIの年代別肌研究
20代から70代の女性の皮膚組織と遺伝子発現の皮膚の見た目への関連を調査した研究”Age-induced and photoinduced changes in gene expression profiles in facial skin of Caucasian females across 6 decades of age” Alexa B.Kimbal et all. Journal of the American Academy of Dermatology, Volume 78, Issue 1, January 2018, Pages 29-39.e7

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