具体的にどのタイミングでエイジングスキンケアをスタートさせればいいのか、そもそもエイジングケアとは何? 肌のエイジングにまつわる疑問にお答えします!

エイジングケア

肌のエイジングの原因と、 今すぐ始めたい予防法、対処法
「エイジングケア」と聞くと40~50代からの若返りケアというイメージを持つ人が多いかもしれません。でもSK-Ⅱの肌エイジング研究によると、20代からエイジングの兆しを感じている人が多いというのが現状。つまり肌のエイジングケアは20代から始めるのが、実が正解。具体的にどのタイミングでケアをスタートさせればいいのか、そもそもエイジングケアとは何? 肌のエイジングにまつわる疑問にお答えします!
「ビデオ会議をしているときの自分の顔を見ると、カメラを切りたくなる。自分の姿に自信がもてない」「前はメイクを落とさずに寝ても大丈夫だったけど、今はもうできない」「数年前の写真を見ると、こんなに変わったのかって衝撃を受ける!」…そんなふうに感じている20代・30代が増えています。
肌のエイジングのサインには最初はなかなか気づきにくいもの。実際にいつエイジングケアを始めたらよいのか迷っているという声も。
実際に定着してしまったエイジングサインにはどのような症状が? 大きくわけて5つあります。
肌のハリ不足
指で押したときに押し返すようなプルプルとした弾力が感じられない。表面のしなやかさや柔軟性が失われ、小じわ、シワができやすくなる。また毛穴の目立ち、ツヤの減少、くすみなど、さまざまなエイジングサインに直結するといわれている。
小じわ
細かいさざ波のようなちりめん状の小じわは、皮膚の浅い層にできるシワで目もとや口もとに現れがち。主に乾燥や表情のクセが原因だが、放置しておくと肌の奥までダメージが進んでシワが定着。深く長くなる場合もあるので注意が必要。
シワ
表情のクセや真皮組織の低下によって肌の弾力が失われることでできるシワ。紫外線による真皮組織のダメージによってもできる。目回り、口もと、眉間、額などにできやすく、保湿だけではなかなかケアをすることができない。
たるみ
肌表面がハリ不足でゆるみ、肌の奥が弾力を失ってしぼむことで重力に逆らえず、下がってしまうのがたるみ。ハリ不足、肌弾力の低下、表皮が薄化、表情筋が縮むことが原因で、まぶた、目の下、毛穴、フェイスライン、口もと、額、アゴなど顔全体のほか、首にも現れる。ほうれい線やマリオネットライン、ゴルゴラインとも言われるミッドチークラインも深く目立つのが特徴。
シミ
皮膚内でつくられるメラニン色素が過剰に生成され、沈着したものがシミ。紫外線以外にも炎症、遺伝、ホルモンバランスによって現れる。実は目に見えるシミの約5倍のシミが未来の予備軍として肌内に存在。これは「隠れジミ」と呼ばれている。

こういったエイジングサインは加齢に加えて、肌の乾燥、紫外線ダメージ、ホルモンバランスの乱れ、乱れたライフスタイルなどが主な原因。表皮では水分量が低下することでハリが失われてシワが目立ち、真皮層ではコラーゲン量の低下やエラスチンの変異によって弾力が失われてたるみが進行、メラニンの過剰生成によってシミなどが目立つようになるのです。肌の見た目の印象「肌年齢」を、実際の年齢よりも高くしてしまうエイジイングサイン。「肌年齢」は、無料の肌測定でチェックできます。
SK-Ⅱの『秋田10年肌研究』によると、最初に現れてくるエイジングサインは、ハリの低下。しかもこのハリの低下が原因で、毛穴が目立ったり、肌のトーンが暗くなったり、シワができるなど、さまざまなエイジングサインに直結することがわかっています。
ハリを支えるコラーゲン量のピークは20代。そこからコラーゲンを生み出す真皮の線維芽細胞の機能が衰え始め、次第に減っていくのです。またコラーゲンは糖化の影響も受けやすく、本来はプルプルのはずなのに硬くなって質まで低下。エラスチンも同様に量が減り、ハリが低下していきます。
ハリの低下が起きはじめる20代から具体的なエイジングの兆しは出始めます。
夕方になるとなんとなく肌がきれいに見えない、なんとなく元気がなく見える、なんとなく疲れて見える…実はこういった「なんとなくサイン」こそ、最初のエイジングサイン。これらは夕方に向けて起きる現象で、20代では後半になればなるほど元気な印象が損なわれていくことが判明。
そしてこの「なんとなくサイン」は、キメの乱れ、毛穴の目立ち、小ジワの目立ち、肌の明るさの低下…この4つの要因が複合的に現れることで起きていることがわかりました。
4つの要因からなる「なんとなくサイン」は、定着したエイジングトラブルではなく一時的な肌変化ではありますが、明らかにバリア機能が低下している証拠! 
SK-II最新の『24/7肌ゆらぎ研究・マスク肌研究』によると、バリア機能が低下した肌では、乾燥、毛穴、赤味、くすみなど、肌の様々な状態がゆらぎやすくなることがわかっています。
また、バリア機能が低下すると紫外線や大気汚染などの外的ストレスによって表皮細胞がDNA損傷をうけ、細胞が傷ついたまた増殖がストップする老化細胞が出現。これによって表皮が萎縮してハリを失います。また、この老化細胞は炎症性物質を大量にばらまき続けるので、ダメージがあちこちに飛び火。老化のスピードがさらに加速していきます。この現象は「炎症老化」と呼ばれ、近年注目を集めています。この「炎症老化」を抑えるためにはバリア機能を高めることが先決。バリア機能といえば、乾燥肌や敏感肌のためのものと思いがちですが、最近ではこのようにエイジングケアとしても着目されています。
1.真っ先に行うべきは、徹底した保湿ケア
バリア機能が正常に働くためには、肌がうるおいで満たされている状態であることが必須。それには水分油分をしっかり補わなくてはなりません。化粧水をたっぷりつけたあとはクリームなどでしっかりフタをしてあげましょう。乾燥が気になるときはクリームのテクスチャーをリッチなものに変えるのがおすすめ。
2.抗酸化ケアを取り入れてみる
肌の老化は活性酸素による酸化も原因のひとつ。私たちの体には活性酸素から守る機能が備わっていますが、加齢と共にその抗酸化力は低下します。そこで頼りたいのが、抗酸化、抗炎症作用が知られた美容成分が入ったコスメ。またシミやくすみが気になる人は、美白ケアをうたった医薬部外品のコスメを取り入れましょう。
3.紫外線ケアを徹底させる
「老化の原因の8割」といわれているように、紫外線による肌のダメージは深刻です。表皮では乾燥が進んでバリア機能が低下し、真皮層ではコラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。そして抗酸化力が低下していくほどに紫外線の影響は大きくなります。ハリ低下をはじめとするエイジング肌の進行を防ぐには、毎日の日焼け止めがマスト!
4.マッサージで血行とリンパの流れを促進
肌の重みとなるむくみの解消も必須。血行やリンパの流れをよくするマッサージを行い、表情筋にも刺激を与えましょう。血行、リンパの流れがよくなり、真皮の働きもスムーズに行われるように。マッサージのポイントは以下をチェック。
1. パール粒大のクリームをとり、額、頬、アゴにのせ、顔全体にやさしくなじませます。人差し指と親指の間を使い、アゴから耳側に向かって頬をやさしくこすり上げます。このとき上むきに持ち上げるように意識するのがポイント。その後、おでこを軽く押し上げます。
2. 口もと、目頭の下から耳側へ、顔全体を外側にむかってやさしくなでるようにマッサージします。
3. クリームが完全に浸透するまで、手のひらでやさしく押さえて終了。
5.ライフスタイルの見直し
睡眠不足、栄養バランスの乱れは、肌の乾燥につながり、ゆくゆくはハリ不足やエイジング肌の進行にも影響を与えます。良質な睡眠とバランスのよい食生活を心がけましょう。特に食事ではビタミンA(レバーやうなぎ)、ビタミンB群(豚肉、レバー、ヨーグルト)、ビタミンC(レモン、みかんなど)、ビタミンE(アーモンド、ゴマ)、タンパク質(まぐろ、鶏の手羽先)などを意識してとるのがポイント。カラフルな野菜、肉より魚など、抗酸化効果の高い食べ物も身体の炎症老化を防いでくれます。また肌は刺激に弱いので、メイク落としのさいにこすりすぎないことが大切。そしてスマートフォンでうつ向き姿勢が続くと、顔の肉が下がりやすくなり、顔も無表情になって表情筋が衰えます。姿勢を意識し、ときどき上向きストレッチを行ってリセット!
6.定期的なヘッドマッサージですっきり顔に
頭皮全体をほぐし、そして側頭部を持ち上げるように刺激することでフェイスラインもほぐれ、すっきりとした印象が手に入ります。

① リフトアップマッサージの刺激
指の腹と手のひら全体で側頭部を軽く押します。そのまま手全体で頭皮を頭頂へ持ち上げるようにゆっくりと動かして。2~3回繰り返します。

② 頭皮ほぐし
頭皮を手のひら全体でつかんで、やさしくマッサージしながらほぐします。指先を頭皮に密着させたまま小さな円を描くように動かすのがポイント。手の位置を少しずつ変えながら頭全体をほぐしていきましょう。

③ 側頭部に刺激を与える
髪の毛をできるだけ多く握りしめて、痛くない程度にゆっくりと頭皮を引っ張ります。手の位置を変えながら頭全体の頭皮を引っ張って刺激しましょう。

④ アゴの動きにアプローチ
中指と薬指で、耳のつけ根を円を描くようにしてほぐしていきます。耳の後ろから耳の前へと少しずつ指をずらしながらマッサージします。最後にアゴ関節からアゴの筋肉をしっかりほぐしましょう。

⑤ リフトアップマッサージ
指の腹と手のひら全体で側頭部を軽く押します。そのまま手全体で頭皮を頭頂へ持ち上げるようにゆっくりと動かして。2~3回繰り返します。

①をもう一度繰り返して終了です。
SK-IIの「秋田10年肌研究」で、10年間で人の肌はどのように変化していくのかを調査した結果、年齢を重ねても肌の変化がない人がいることが判明。顔だち、生活習慣、遺伝などさまざまな要因が考えるなかで、やはり大きいのはいかに早く正しいケアを始めたかどうか。エイジングの兆しを少しでも感じたら、即ケアをスタート! さらにほうれい線を予防することも、肌を若く見せるのにとても大事。それがエイジング肌の進行を遅らせる最大の秘訣です。

※「秋田10年研究」
秋田県で100人以上の女性を対象に、肌の変化を10年間に渡って追跡調査したもの。
“Characterization of comprehensive appearances of skin ageing: An 11-year longitudinal study on facial skin ageing in Japanese females at Akita”, Kukizo Miyamoto et al., J. Dermatol. Sci. 2011, 64, 229–236

※「24/7肌ゆらぎ研究・マスク肌研究」
肌の状態を独自の皮膚画像技術で1日最低3回、最大8週間に渡って連続追跡調査したもの。
“Daily Fluctuation of Facial Pore Area, Roughness and Redness among Young Japanese Women; Beneficial Effects of Galactomyces Ferment Filtrate Containing Antioxidative Skin Care Formula”, Kukizo Miyamoto et al., J. Clin. Med. 2021, 10, 2502“Enhanced Fluctuations in Facial Pore Size, Redness, and TEWL Caused by Mask Usage Are Normalized by the Application of a Moisturizer”, Kukizo Miyamoto et al., J. Clin. Med. 2022, 11, 2121

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